皆さんすみません、もう1日だけソフトバンクネタにお付き合い下さい。
昨日SBMの記事を書きながら、ずっと思っていた事がありました。
『一体何がソフトバンクを成長させ、増長させたのか。そもそもソフトバンクとヤフーを結びつけたものは、何なのか。』
先ず、思い出して頂きたいのです。元々ヤフー(Yahoo!)とは、アメリカのIT企業。日本企業であるソフトバンクとは何ら関わりの無かった企業です。
ITバブルによって得た名声がバブル崩壊で地に堕ちる危機に瀕した時、ソフトバンクが救いの神となった。だからソフトバンク=ヤフージャパンになっただけの企業。赤字垂れ流しの本業をカバーする為に、必死でヤフーBB事業に次ぎ込んできた企業。それがソフトバンク。
ヤフーとの提携が無ければ、近未來通信よりもずっと先に経営破綻していた筈の企業です。
そんな企業が、この数年間に何をして来たのか。サンデー毎日の記者・佐々木俊尚氏が、3年前にこう論じています。
この記事をどう読むのか、またこの【バリ5!】の記事をどう解釈するのかは皆さんにお任せします。どちらの記事もれっきとした批判であり、敢えて一方的な見方として書いています。
が、そこにそう書かれるべき材料があるからこそ書かれる訳で、火の無いところに煙は立たないという事もまた、知っておいて頂きたいと思うのです。
ボーダフォンが日本での通信事業に見切りをつけたと同時に、それまで新規事業として通信業界への参入を決定していたソフトバンクがここぞとばかりに身を翻して買収発表をした時…佐々木氏が記事の中で語るような『つまみ食い』や『横取り』という言葉を、図らずも思い浮かべてしまったのは、決してオレだけでは無いでしょう。
そもそも、あの買収劇から全てがおかしかったのです。あの行為こそモラルの欠片も無い企業である証拠ではなかったのか。買収して尚、総務省への周波数帯返還を渋るその厚顔無恥さに、何故人々は関心を示さなかったのか。
少し話を戻します。
佐々木氏の記事中にある、ヤフーBBのサービス『BBケーブルTV』が今どうなっているか、皆さん知っていますか?今は『BBTV』という名前に変わっています。試しにGoogleで検索してみて下さい。
トップから順に見て行き、ニュースサイトの記事以外の、ユーザーの声をピックアップしてみて下さい。
それが、BBTVの実態です。いわゆるソフトバンク商法そのものです。
最後に…正式にニュースとなったので、記事を載せておきます。
「自動契約になり、通信料が発生することなどをきちんと説明した上で、サービスを提案していきたい」
…企業が取るべき施策とは、本来そういうものではないと思うのはオレだけでしょうか。容易に想像し得る危険が生じ得ないような施策を打つ事こそが企業の企業たる姿だと思うのは、果たしてオレだけでしょうか。
昨日SBMの記事を書きながら、ずっと思っていた事がありました。
『一体何がソフトバンクを成長させ、増長させたのか。そもそもソフトバンクとヤフーを結びつけたものは、何なのか。』
先ず、思い出して頂きたいのです。元々ヤフー(Yahoo!)とは、アメリカのIT企業。日本企業であるソフトバンクとは何ら関わりの無かった企業です。
ITバブルによって得た名声がバブル崩壊で地に堕ちる危機に瀕した時、ソフトバンクが救いの神となった。だからソフトバンク=ヤフージャパンになっただけの企業。赤字垂れ流しの本業をカバーする為に、必死でヤフーBB事業に次ぎ込んできた企業。それがソフトバンク。
ヤフーとの提携が無ければ、近未來通信よりもずっと先に経営破綻していた筈の企業です。
そんな企業が、この数年間に何をして来たのか。サンデー毎日の記者・佐々木俊尚氏が、3年前にこう論じています。
ソフトバンクは
何をやってきたか?
第1回
疑惑の法人向け
BBフォンを追う
ソフトバンクは
何をやってきたか?
第2回
無料商法による
通信支配のもくろみ
ソフトバンクは
何をやってきたか?
第3回
ヤフーが
ソフトバンク離脱?
この記事をどう読むのか、またこの【バリ5!】の記事をどう解釈するのかは皆さんにお任せします。どちらの記事もれっきとした批判であり、敢えて一方的な見方として書いています。
が、そこにそう書かれるべき材料があるからこそ書かれる訳で、火の無いところに煙は立たないという事もまた、知っておいて頂きたいと思うのです。
ボーダフォンが日本での通信事業に見切りをつけたと同時に、それまで新規事業として通信業界への参入を決定していたソフトバンクがここぞとばかりに身を翻して買収発表をした時…佐々木氏が記事の中で語るような『つまみ食い』や『横取り』という言葉を、図らずも思い浮かべてしまったのは、決してオレだけでは無いでしょう。
そもそも、あの買収劇から全てがおかしかったのです。あの行為こそモラルの欠片も無い企業である証拠ではなかったのか。買収して尚、総務省への周波数帯返還を渋るその厚顔無恥さに、何故人々は関心を示さなかったのか。
少し話を戻します。
佐々木氏の記事中にある、ヤフーBBのサービス『BBケーブルTV』が今どうなっているか、皆さん知っていますか?今は『BBTV』という名前に変わっています。試しにGoogleで検索してみて下さい。
トップから順に見て行き、ニュースサイトの記事以外の、ユーザーの声をピックアップしてみて下さい。
それが、BBTVの実態です。いわゆるソフトバンク商法そのものです。
最後に…正式にニュースとなったので、記事を載せておきます。
「S!ベーシックパック」
非契約ユーザー、
ワンタッチで自動契約
「自動契約になり、通信料が発生することなどをきちんと説明した上で、サービスを提案していきたい」
…企業が取るべき施策とは、本来そういうものではないと思うのはオレだけでしょうか。容易に想像し得る危険が生じ得ないような施策を打つ事こそが企業の企業たる姿だと思うのは、果たしてオレだけでしょうか。
で、セットの明細の中で、一応、外すことも出来ると、説明するべきでしょうね。
自動車を買うのに、ラジオは標準で付いてます。不用でしたら、無しにも出来ますが。
という風に。
「電池を搭載して持ち歩ける、ボタン一つで借金を発生させられる装置」
と書くとなかなかSF的。
電気やガスや水道に対して、パケットを使うという行為にメーターが表面に出てないのは困ったものですが、
スライド式の窓を開けるとモノクロ液晶が時々刻々とパケット量を刻む機種もあると面白そうですね。
つい今し方、『WILLCOMからお客さまへ大切なお知らせ』
なる封書が届きました
まぁ、信者的には既に熟知している、『定額プランはほんとに定額ですよ』のちらし
…WILLCOMは、何かあるたびにこまめにこういう手紙を出しますよね
どこかの、請求書を排して100円けちろうとしている所とは大違いで嬉しい限り
草の根でできる事と言えば、知人のユーザーにしっかり情報を流して
早い処、別のキャリアに移るように説得するくらいですね
できればWILLCOMに(笑)
つうか、うちの塾の塾長も糖尿病でもう損氏と同じような人種ですよ
まぁ、もはや治らないっすね
ではでは
そうですね。そちらの方が正しいと思います。先にリスク(=価格が高くなる)を取り、顧客に安くなる方法を教えて選択させるのが当然。
サービスを思いつきで作るからこういう事になるんです。事前準備をしっかりと行い、予想される状況やユーザーの動向を正しくシミュレートする能力が足りなさ過ぎます。少なくとも企業としては失格レベルでしょう。
ましてや準公共的な事業へ参画する企業の在るべき姿ではありません。
>Betelgeuseさん
誤植直しておきました。ありがとうございます♪
SF的だと書けば、非常に前向きですな(苦笑)。問題は、そんなブラックジョークやユーモアとしてSBMの施策を楽しめる余裕が人々にあるか、というところでしょうか。
多分無いと思いますが。オレも無いし。
WILLCOMは、少なくともユーザーに対しては非常に誠実ですな。これだけは胸を張って言える。
でも、まだまだ足りないところもある。サービスの質やインフラ整備、企業としての宣伝力不足などなど。
どうでも良いコトかもしれませんが、糖尿病は一生治らないそうで。孫社長も糖尿病なのですか?
もしや、人生を投げてる訳じゃないだろうなぁ…。
それが、孫さんをして「改革者」のイメージたらしめている。
私からすると、業界の暗黙のルールを破壊して混乱と混沌を作り出し、それに乗じて自社の株価を吊り上げる、その繰り返しにしか見えませんが…。
まぁ、当てはまらないのでしょうけれど。
ちょいと糖尿病コメントの補足をば
糖尿の人って、血糖値が高いときの最高にハイな気分と
低いときの死にそうな気分がごっちゃになって、人格も不安定になるみたいで
しかも、脳に記憶障害を起こしやすくなって、自分に都合がいいことだけ見やすくなる模様です
んでもって、ハイな時に言ったことは何でも正しいと思いこむし
ダウン気味の時は何も覚えてない状態になる、って感じです
損氏の行動は、そういう感じがぷんぷんするのですよ…
まぁ、うまいものたらふく食べて血糖値稼いでそうな気もするし(笑)
何となくですけど、駄目になったらボディチェンジして潰せばいいや
くらいに思ってそうな気も…
ではでは
誰だってお金は欲しいとは思いますが、堀江氏や孫氏の様な、ルール無用の拝金主義者は大嫌いです。
「1万円借りても一日わずか25円の返済でOK!」
っていうのにまんまと騙されてるのと同じわけですし…。
「普通と違う事やってるのがカッコいい」とでも思ってるんでしょうか?今の日本人って。
長文失礼いたしました。m(_ _)m
vodafoneからソフトバンクに変わると知った時、期待してしまった自分が情けなくなります。
結局今回のような自社利益追求の動きなんて、最初から予測できていたんですね。
期待した分、落胆も激しいです…
当時ヤフーBBが成功した裏には、バブル崩壊後最悪の経済状況という大きな要因がありましたからね。
大不況や戦争などの劣悪な社会環境に陥ると、人々は『英雄』を欲しがります。反体制的・反社会的な、本来ならタブーとされる事を堂々とやってのける人間を欲しがるんですな。かつてヒトラーやムッソリーニが台頭したように。
孫社長はまさにそこに当てはまる人物だった。だからあれだけの暴挙に出ても、支持する人々が居た訳です。
今はどうでしょうね。経済状況は少なくとも最悪な状態から脱し、人々が再起に闘志を燃やし始めている。そこにあってのSBMとしての政略の失敗。
オレは、5年前とは状況が違うと踏んでますけどね。人々の目はもっとシビアになっていると信じたいです。
>通りすがり壱號さん
恐らく新規ユーザーだけが今回のゴールドプランの餌食になると思います。
でも旧来の顧客は、SBMというブランドになってしまったがためにサービスの品質を(更に)落とされてしまった、言わば最大の被害者だと言えないでしょうか。
>あおいさん
どもども♪
(*´∀`*)
なるほどね、糖尿病って躁鬱状態に近い部分があるなぁ。しかしそうなると、益々経営者として失格ではないでしょうかね。
経営者たる者、常に正しい判断を下せなければその地位に居る意味がありませんから。人を動かすのが仕事だと考えれば当然ですな。
マジで孫社長、そろそろ降格かも。昔から思いますが、あの人は起業家であっても経営者ではないんですよ。そういう器じゃない。
>空我さん
その拝金主義者がまかり通る世の中ってのは、本当に恐ろしいですな。
ビジネスとは何ぞや。その根本的な思想論から孫社長とWILLCOM執行部の行動を分析してみると、非常に面白かったりします。
>Linusさん
>>「小額だからいいじゃん」と問題を勘違いする人が多い
まさにそこですよ。ヤフーBBのモデムの時だって、『別にタダだからいいじゃん』という人が殆どだった。本当にそれで良いのかと。
日本人ってのは面白いですよね。大半の人々が没個性や大衆迎合を好むくせに、個性に憧れる。だから反体制的な行動や邪道なスタイルを『カッコイイ』と勘違いする。
本来個性やその人の魅力というのは、正当派の土壌の上に成り立つものなんですが。
それは企業理念にも当然通じる物だと思いますけどね。
>よっけさん
SBMに期待した人はたくさんいると思います。むしろ期待して当然ですよ。『料金をどこよりも安くする!どこよりもシンプルにする!』と豪語したんですから。
僅か半年で公約は全て破られた訳で。それで、何を信じろというのか。
オレも、初めは多少なりとも期待してましたよ。正確に言えば、WILLCOMを危機的状況に追い込むのではと危惧してました。
しかし幸いにも、それはただの取り越し苦労に終わったようで。
敵視や懐疑的に見る者からは嘲笑われ、期待していた者からは憤怒の罵声を浴びる。それは信頼を裏切った者に対する当然の行動だと思います。
もしvodaではなく、ウィルコムに
損氏が手を出していたら、もっと
積極的に動いていたのは間違い
ないでしょうが、企業イメージが
地に落ちたのではないでしょか。
「PHS繋がらねー」、「070だせー」
を払拭するのも簡単ではなく、
ここに「嘘つき〜、インチキ〜、詐欺〜」
までくっつけられただろうなんて
思っています。
>>もしvodaではなく、ウィルコムに
損氏が手を出していたら
いやー恐ろしくて想像もしたくないですな。正直KDDIがDDIポケットを手放すタイミングによっては、その可能性だって十分あったんですから。
WILLCOMの偉業は、10年来のPHSのマイナスイメージを払拭しつつある事。未だに完全だとは言えませんが、少なくともPHS方式を見直してもらえる環境作りには成功していますからね。
これも全て、PHSという技術を愛し、ユーザー第一に経営をして来た旧DDIポケットの経営陣が居たからこそ。金儲けだけが目的の第三者では、絶対に出来なかったと思います。
SBMも、早く良い経営者を見つけて欲しいものです。ライバルが多い事は、良い事だと思いますし♪
非契約ユーザー、
ワンタッチで自動契約
至上最悪の改悪ですわorz
クレームの嵐になりそうです。
ただでさえスパボの説明は通常の販売の2倍ほど時間がかかるのに・・・
土曜日は思ったより台数が伸びなかったがSBの販売が多いせいかいつもより疲労感を感じました。
心中お察し致します。ショップはキャリアのアンテナとして、真っ先に矢面に立ちますからな。
実際にこういったクレームが来たら、SBMはどう対応するんでしょうかね。また請求を1ヶ月ナシにするとか?子供みたいな対応はもうやめてもらいたいものですが…。
まぁぶっちゃけWILLCOMの場合、独立後思いっきり「反体制」的なやり方を取ってきたからこそ、そしてそれに多くの熱心なユーザーがついてきたからこそ今日の繁栄があるわけですけどね(笑)何が携帯業界で下位に位置する2つの企業を分けたのか、これはちゃんと研究すると案外面白く、また後世のためになるでしょうね。
少し語弊があったかもしれません。失礼しました。
オレの言う反体制的・反社会的というのは、本来社会経済が健全な状態である場合において、批判もしくは非難されて然るべき行為を行う事を指します。
つまりソフトバンクで例えるなら、無料でモデムを配っておきながら返品手数料や解約手数料を取ったり、低料金サービスを謳って顧客を集めておきながら十分なサービスもサポートも与えないような行為の事です。
(これを人は詐欺と呼ぶ。)
WILLCOMが独立後にやってきた事は、反体制的というよりも“業界の悪い慣習に縛られなかった”というだけの事でしょう。
少なくとも、全ての移動体通信事業者の中では最もクリアな経営であり、最もシンプルなプランを打ち出して来た筈です。
SBMとWILLCOMを同列に並べて『明暗を分けた原因は…』と考察するのは、若干無理があると思います。むしろ、明暗を分けた理由など火を見るより明らかなのではないかと。
とは言え、今後数年間もWILLCOMが安泰である筈もありません。
通信速度の遅さは既に成長の足を鈍らせる最大の要因ともなっていますし、サービス面やインフラでもまだまだ不足があります。PHSへのマイナスイメージの払拭すら、完全ではありません。
しかしそれでもWILLCOMがコアなファン層を有するのは何故なのか。その理由を考えることの方が、余程後世の為になると思っています。
オレが思っているだけかもしれませんが、WILLCOMが反体制的だったからユーザーがついて来たのではないですよ。ユーザーが自ら応援したくなるような企業だから、ユーザーがついて来るんです。
そこに詐欺の匂いやインチキ臭さがあったら、まともな人間は誰も応援しないと思います。
しかし、ここで敢えて触れておきたいのは、カーライルによる買収後、SBMのようにならない理由はどこにもなかったという事です。前社長の人徳が偲ばれますが、だからこそ今、私は心配なのです。100円もしないDMは送ってきても、どうしようもないと有名な116の質は1年前と何ひとつ変わりません。小手先の施策にシフトし始めていると感じます。
なるほど、反体制という言葉に対するオレの認識や理解が甘かったようですね。今後は使い方を改めます。
業界を知っているとどうしてもダークな部分やグレーな構造は見えてきてしまうものですが、それでもWILLCOMは健全な方かと思います。
SBMのようにならない可能性は無かったどころか、むしろならなかったのは奇跡だとオレは思ってますよ。
買収発表の際、『ああ、これで終わったな。』と本気で思いましたから。
ある程度小手先の施策にシフトしていくのは仕方の無い話かと。
既に純粋で地道な営業によって獲得出来るユーザー数は限界に達しています。現在の苦しいインフラ事情や他社との攻防を生き抜くには、ある程度の博打やハッタリは必要でしょう。
それをも認めないというのなら、『うちは真面目一筋でやってんだ!』と威勢を張る八百屋の親父と変わらなくなってしまいます。いずれは大手デパートに潰される運命にある企業になってしまいますよ。
ただ、やはりその動向にユーザーが目を光らせている必要は絶対にありますよね。第二のSBMとならない為にも、月額使用料を何千円も払っている者の権利として主張していくつもりです。